「私は入学試験を三度受けて、二度失敗した」

 

と語ったのは

 

英文学者の外山滋比古氏。

 

後に”知の巨人”とうたわれた氏は

 

その悔しさを

 

「じっと胸にしまって

 

努力して秀才たちに引きはなされないように」

 

励んだという。

 

氏は、人は自力のように思っていても

 

「その実、敵の力を借りていることが少なくない」

 

と述懐する。

 

例えば

 

貧乏を乗り越えようと必死に働く。

 

スポーツでは

 

好敵手に負けまいとして強くなる。

 

入試の失敗も

 

それをばねに

 

「大きな力をつける好機に恵まれることになる」と。

 

 

 

 

 

新たな旅立ちの季節を迎えた。

 

中には思うような結果が出ず

 

自分が描いていた進路とは異なる道を進む人もいるだろう。

 

だが

 

積み重ねてきた努力は

 

自分を裏切らない。

 

将来、必ず自身の糧となる。

 

 

 

 

道には

 

並木道や一本道もあれば

 

坂道や荒れた道

 

回り道もある。

 

大切なのは

 

今ここから一歩を踏み出すこと。

 

その勇気が

 

失敗も悩みも

 

人生勝利の力に変えていく。

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