ドッグイヤー
今年も既に12日となり、残り353日となった。
「ドッグイヤー」という言葉がある。
犬は人の7倍の速さで成長することから
1年が7年分の速さで進むような
現代社会の変化の激しさを例えたものだ。
この「変化」について
二つの、似て非なる側面」があると
東京大学社会科学研究所の
玄田有史教授は言う。
それは「変わる」変化と
「変える」変化。
前者が
変化を待つ姿勢なのに対して
後者は
自らの行動を通して
変化を起こそうとする。
国際競争力の低下、人口の減少などで
閉塞感が漂う今
多くの人が「変化」を期待している。
だが
「変わる」変化を求めがちになっていないか
と玄田教授は指摘する。
“何があっても私は前進する!”
このはずむ心で
目の前の「壁」を打ち破る挑戦を開始したい。
“何とかなるだろう”
“誰かがしてくれるだろう”
という、他を頼る受け身の姿勢のままでは
何も開けまい。