短所を長所に
ボクシングを始めたころ
腕立て伏せは3回しかできなかった。
性格も「怖がりで痛がり」
だが、彼のトレーナーは
「臆病は用心深くやれるから
ボクシングに向いている」と考えた。
頭の回転も速くはなかったが
逆に「目標を決めたら愚直に向かう」ことを
「魅力」と捉えた。
ボクサーとして
普通なら短所や弱点とされることばかり。
そんな無名の一少年に
トレーナーは可能性を見いだした。
「忍耐強く厳しい練習にも耐えられること」を
他に替え難い「才能」である、と。
上に書いてあることは
昨年末、日本人で初めて
同一階級で5団体を制覇した
プロボクシングの高山勝成選手のことだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cfad5ab7cddeb8a7fab8fdd904577a024fd4357
どんな立派な人間でも短所がある。
また、どんな癖のある人間でも
長所がある。
そこを活かしてあげれば
みな、人材として活躍できるのだ。
大いなる目標を見つけ
挑戦を開始したとき
短所さえも
掛け替えのない長所となって躍動を始める。
私も高山選手のトレーナーのようになりたいと思う。
一人ひとりの長所を活かした指導を実践していこう。