三者面談
三者面談でのこと。
「できるだけレベルの高い高校に進学したい」
その受験生は言った。
私は確認する。
「大学受験はどう考えているの」
その生徒は答えに詰まる。
「・・・・・・」
受験は「先手必勝」だ。
中3の秋に
高校受験のことだけを考えていては
遅いのだ。
「レベルの高い高校」で
大学進学の戦略も立てずに
いったい何をしようというのだろう。
学校の「レベル」は
卒業後の進路を保証するものではない。
「レベル」の高い学校に合格できたという
見栄や世間体のような
過去の栄光にすがる人もいる。
そんな人は
母校の「レベル」といった
過去のものさしで
人をはかろうとする。
でも
100人いれば、100通りの人生がある。
それぞれ成長の速度も異なる。
ゆえに、自分と他人を比較する必要などない。
今を精いっぱい生きることで
未来の自分をつくりあげていくのだ。
受験学年の秋に
志望校が決まっていなくてもいい。
でも
これを反省材料にして
次の大学受験は
今から先手必勝の挑戦を始めてほしい。
そんな話をいろいろとしてみた。
その受験生は理解してくれたと思う。
3年後、進路決定したら必ず報告にきてほしい。