壁を作らない

うちの塾ではいろいろな運動部の生徒がいるけれど

 

今年はバスケ部が多い気がする。

 

スラムダンクの影響かな。

 

生徒たちと話してみると

 

マイケル・ジョーダン氏のこともよく知っていた。

 

ユーチューブなどで見ているとのこと。

 

マイケル・ジョーダン氏は今から15年前の9月にバスケットボール殿堂入りした。

 

つまり、中3が生まれたころにはすでに殿堂入りしていたのだ。

 

それなのに、中学生がそのプレイを気軽に見ることができるのだ。

 

 

 

そのスーパープレイの数々もそうなのだが

 

私は彼のバスケットボール殿堂入り式典のスピーチに

 

胸を揺さぶられた記憶がある。

 

決して『できない』とは言うな。恐怖さえ感じるような限界点も、多くは幻にすぎない

 

スポーツ界では「前人未到」の記録がつくられていく。

 

最近では、大谷選手の大活躍などだ。

 

だがそれを「空前絶後」とは言うまい。

 

「二度とない」と思えた記録が破られるのを

 

幾度も見たからだ。

 

史上最も有名な例に

 

陸上の「1マイル(1609メートル)4分の壁」がある。

 

20世紀前半

 

この壁に挑むことは

 

“エベレスト単独登頂より困難”とされ

 

命にも関わると考えられた。

 

「人類の努力の限界」の象徴だった。

 

しかし1954年

 

遂に壁を破る若者が現れた。

 

英国のバニスター選手。

 

医学生の彼は

 

科学的トレーニングを導入し

 

レースに二人のペースメーカーを使った。

 

すると

 

続々と4分を切る選手が現れた。

 

人は大抵、自分で壁をつくっている。

 

それを破るために必要なのは「勇気」である。

 

それも、周到な作戦と

 

その作戦を実行する努力に裏打ちされた、勇気である。

 

スポーツに限らず勉強だって同じ。

 

やろう!――そう決めれば、自身の「人生の新記録」が目の前に開けている。

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