人は変わる
中国の「三国志」の時代のことである。
呉の国の武将・呂蒙について
久しぶりに会った先輩の将軍・魯粛がその成長ぶりに驚いて言った。
「もはや、私が知っている(無学だった)呂蒙君ではない」と。
呂蒙が成長したのは
主君の孫権に励まされ
真剣に学問に取り組んだからであった。
後に呂蒙は
蜀の名将・関羽が守る荊州を攻略するという大殊勲を立てた。
皆から「無学だ」と見下されていた人物が
読書によって見違えるように成長した逸話である。
今、受験生はラストスパートを迎えている。
学ぶことは精神の滋養である。
真剣な取り組むは若き心を豊かにする。
その中で起こる様々な出来事への感動は
人生の宝として心に刻まれていく。
すべては自らの挑戦するココロから始まる。