名前
昨日の和光国際高校も和光高校と新校に変わる。
恐らく新しい名前に変更するのだろう。
これは埼玉県に限ったことではない。
兵庫県では、姫路南高校・網干高校・家島高校の3校が統合して
2025年度に新たな高校が新設される。
新校の名将は「姫路海城高校(仮称)」である。
海城高校と言えば、新大久保にある海城高校が思い浮かぶはず。
実は、東京の海城中学高校が商標権で横やりをいれて
校名の変更が検討されているとのニュースを見た。
このとき、頭をよぎったのは
東京の開成中高と埼玉の大宮開成中高だ。
私は大宮開成という名前を最初に聞いたとき
東京の開成と何らかの関係がある学校だと思ったけれど
全く関係ないと聞いて少し驚いた記憶がある。
ちなみに開成という名前は
札幌の市立高校でも使われている。
他にも神奈川の桐蔭学園と大阪桐蔭も同じようなケースだ。
どのケースでもそうなのだけれども
本家が新校の校名に対して
文句をつけたことはない。
だから、東京の海城は狭量な学校だなと思いつつ
ふと、思い出した。
海城高校には兄弟校があった。
あったと書いたのは、今はもうなくなったからだ。
それは栃木県の那須高原の那須海城高校だ。
1996年に開校、全寮制。
当時の海城中高の塾説明会には
那須海城中高の校長先生もやってきて
プレゼンされていたので
直接行ったことはないけれどどんな学校なのかは知っていた。
場所的に募集には苦しんでいたようだけれども
独自の教育をされていた個性的なよい学校だったと思う。
しかし、2011年の東日本大震災で校舎が被災。
東京の仮校舎に移転したけれど
2017年に廃校となった。
那須海城という海城の名を冠した学校がなくなって7年。
海城の学園法人には震災からの一連の出来事のトラウマのようなものが
もしかしたらあるのかもしれない。
だから、あの海城が校名に横やりを入れたのかもしれない。