3つの力

子どもたちが身につけるべきは

 

学力(学歴)と経済力(お金)だと思っている人は意外と多い。

 

そう思っている人は

 

“地獄の長い箸”の話をきいて恐ろしく思うだろう。

 

地獄にいる衆生たちは

 

目の前に並べられたご馳走を食べられずに苦しむ。

 

自分の腕よりも長い箸が邪魔をするからだ。

 

でも

 

学力や経済力よりも

 

人間力を大事に考える人は違う見方をする。

 

同じように、長い箸を手にしていたが、

 

皆、楽しそうだった。

 

なぜか？

 

長い箸を利用し

 

他の人の口にご馳走を運び合い

 

互いの食事を可能にしていたからである。

 

地獄と極楽の違いは

 

「環境」ではなく

 

人の「心」にあることを示した譬えだ。

 

とりわけ、人のために尽くせば

 

自分自身も充実することを教えている。

 

偉大な先人たちを見ればわかる。

 

世のため人のためを考えていたからこそ

 

もの凄いことを成し得たのだ。

 

自分の学力とか自分の経済力だけを考えていたのならば

 

決してなしえなかったに違いない。

 

一番大切なのは人間力だ。

 

きれいごとと思う人もいるだろうけれど

 

こういったことを声に出していかなければ

 

子どもたちの本当の成長はないと私は思う。