どんな環境でも
受験でも言われることがあるけれど
何かを成し遂げたときに
「花が咲く」と例えることがある。
受験の場合は、時期的にも
よくサクラが咲くと例えられる。
詩人の星野富弘氏の作品にこんな詩がある。
捨てた鉢に花が咲いた
夏の盛り垣根の下に
ひっくり返っていたやつだ
私がもしあんな目にあわされたら…
それでも咲いている
きれいに咲いている
草木はどんな環境でも
懸命に自らの花を咲かせる。
事故で手足の自由を失った星野氏は
そのけなげさ
尊さを
温かなまなざしで見つめた。
だれもが恵まれた環境にいるわけではない。
でも、そんなことを言い訳に
花を咲かせることから逃げていては
もったいない。
同じ生きるならば
今この状況から
自身の花を咲かせ切っていこう。
自分にさえ負けなければ
人生の喜び、輝きはいつでも創造できる。
誰にも、いかなる風雪にも朽ちない“希望の種子”がある。
蒔かぬ種は生えぬのだから
今、その種を蒔いてみよう。
希望の春がやってきたのだから。