寒さの中でこそ
年の初めが寒い時期であることはいいことだと思う。
寒さが空気を引き締め
人の身も心も凜とさせる季節こそ
新しい決意で新しい年を迎えるのに
ふさわしい。
受験が冬に行われるのも同様の理由でいいことだと思う。
真冬に送る年賀状でも
「新春」「迎春」と書く。
旧暦の季節感の名残だが
そこから人は
喜びあふれる一年に
との思いを受け取る。
厳冬の中
決意を抱き
鍛錬に励む人の心の中に
希望の春は鼓動を始めるのだろう。
12月22日に、昼が最も短い「冬至」を過ぎた。
これからは、日ごとに昼が長くなっていく。
天の運行は、冬から春へ助走を開始している。
朝起きるときに分かる。
少しずつ日の出が早まっていることを。
以前だったら、まだ暗かった時刻でも明るくなった。
それぞれの春へ
そして
新たな年へ向かいたい。
2023年もありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
それではよいお年を。