登山と下山
実業家として年商数十億円にまで事業を発展させた方が語っていた。
「人生は登山のよう。
一つの山を登り、
より高い山を目指すのなら、
いったん今の山を下りなければいけない。
その勇気を持てるかどうかが勝負です」
激動の社会。
自分だけの知識や経験では通じない。
その方は壁にぶつかるたびにプライドを捨て
それまでの常識を捨てたという。
受験生は今、それぞれの志望校という山の頂上に向かっている。
うちの塾生たちも全員踏破してもらいたい。
そして、頂上から見える景色を確認したらすぐに下山だ。
次の山の麓まで向かわなければならない。
のんびりしていると下山すらしていないのに
入学式をむかえることになる。
だから、下山は大急ぎですること。
培った知識や経験は大切なもの。
だが、それだけに頼ると停滞を招きかねない。
謙虚に自分を見つめる勇気を持ちたい。
そして自らを刷新する挑戦を開始しよう。
さらなる人生の高みを目指して。