出会えた奇跡
この世界には途方もないほどたくさんの生きものがいる。
大きい生き物もいれば
目に見えないくらい小さな生き物も。
小さい頃
○○として生まれたのならば・・・・・
とか
前世は○○だったとか
考えたことがあったなあ。
さて、生物学的に人の誕生を確率で表すと
1億円の宝くじを
100万回連続で当てる以上の奇跡という。
そんな「人」が地球上に80億人もいるなかで
出会う確率を考えるだけで
頭がくらくらするようだ。
慶応義塾大学の塾長も務めた経済学者の小泉信三は
戦時中、出征する息子・信吉に手紙を書いた。
「僕は若し生れ替って妻を択べといわれたら、
幾度でも君のお母様を択ぶ。
同様に、若しもわが子を択ぶということが出来るものなら、
吾々二人は必ず君を択ぶ。
人の子として両親にこう言わせるより以上の孝行はない」と。
子どもたちには
親にこんなふうに言ってもらえるように
育ってほしい。
そして保護者には
こんなふうに言える
親でいてほしい。