再会
教え子が顔出してくれた。
旧帝大に進学。
今は大学近くで独り暮らしをしている。
夏休みを利用して帰省中とのこと。
久しぶりだけれども
すぐにあの頃の時間が戻ってきた。
時間を忘れて近況報告に聞き入った。
本命の国立大には合格できなかったことを
今通っている大学の担当教官に話したところ
「キミが行きたかった大学でやりたかった学問を
やらせてあげるよ。うちに来てよかったと言ってもらいたいんだ。」と。
彼が不合格になった大学でやりたかったことと
今、彼が学んでいることを掛け合わせたようなことを
やらせてもらえるようになったとのこと。
今いる場所を正解にする生き方を実践できているなんて
すごいじゃないか。
彼を指導してくれている教官のほとばしるような情熱も
物凄く感じると同時に
それを言ってもらったと彼もエライと思う。
本当に出会いには感謝しなければいけないと
心底思う。
次の再会時、どう成長しているのだろうか。
楽しみでならない。