最後に勝つ
けがをした時、
「どうしてこうなった?」と過去を悔やむ選手は伸びない。
「どうすれば良くなるか?」と将来を考えて学び、実践できる選手だけが伸びていく。
プロ野球で最年長選手だった工藤公康氏はそう語る。
けがが原因でつぶれていく選手は
けがそのものではなく
復帰後のトレーニング不足によって
満足なプレーができなくなるというパターンが多い。
けがが治った後も
「またけがをするんじゃないか」という恐怖心から
全力で練習できなくなり、身体が衰えるのだ。
けがと無縁のスポーツ選手など、まずいない。
同じように
人生や学習に挫折や失敗はつきもの。
しかし、頭では分かっていても
実際にそういう事態に陥ると
苦しさに負けてしまいそうになる。
その時に、それまでのやり方を見直し、
「未来」に目を向けて
『自分を変えるチャンス』にすることができるか否かで
人生は大きく変わる。
「変毒為薬」という言葉がある。
困難も、自分次第で、
将来にプラスの結果を生み出す『薬』としていくことができる。
失敗や敗北はあっても、絶対に腐ってはならない。
忍耐強い人が、最後に勝つ人。