今
スポーツがテレビで生放送されることがある。
オリンピッとかサッカーのワールドカップなどは
視聴率も高い。
大谷選手の活躍する米大リーグなどもそうだ。
忙しくて見られないときは録画もできるのだが
後から見たときに、物足りなさが残る。
なぜだろうか。
生放送と同じ高揚感が起きないからだ。
試合が終了しているので
自分がまだだったとしても
他の人は競技結果を知っている。
だから追体験するような心境になっているのだろう。
次の瞬間に何が起きるか分からない。
スポーツ観戦する醍醐味は
予測不能な未来へ向けて
今この瞬間を戦う選手を見る楽しみだ。
「いまがいちばん楽しいなあ。
いまを楽しむこと。
その権利を絶対に捨てないで欲しいんだ」
そう語っていたという映画評論家の淀川さんは
今日という日は一生に一回、
お正月みたいな日。
だからいい加減に無駄に過ごすわけにはいかないと語っていた。
一日一日、瞬間瞬間を懸命に生きるところに
人は充実感や楽しみを覚える。
過去も未来も
今現在の自分に凝縮されている。
今をどう生きるかで未来も決まる。
かけがえのない日々を大切に
今日一日を誠実に生きたい。