言語化
保護者面談を実施中だ。
ある保護者の方と面談中のこと。
先日の保護者会で私が紹介した書籍を購入して読んでいるという。
共感できる部分がたくさんあり
本に感情移入しながら読み進めていて
何度も読み返したいとおっしゃっていた。
私もその気持ちが良くわかる。
良書は
ことばにできなかった感情を
見事に言語化してくれる。
その時点で本に没入し、同化していく。
そして
自分の考えが及ばないことも
そこには書かれているのだ。
だから新たな体験だってできてしまう。
その保護者の方の話を聞いて
その本を紹介できてよかったと心底思った。
そしてことばのチカラに改めて驚かされてしまった。
話は変わるけれど
ことばのチカラと言えばこんな話がある。
プロ野球の試合中
救援の投手が打たれ、逆転負けをしてしまった。
その時の監督の一言が光る。
「こんど同じ場面になったら
必ずキミを使う。
そのときは二人で笑顔で握手しよう」
試合に負けたという事実は変わらない。
でも、その事実によって幸福になるのも
不幸になるのも、自分の一念なのだ。
そしてその一念は
はっきりと言語化されなければ
相手には伝わらない。
私も、こういう励ましができるようになりたい。
もっと良書に触れて
それを紹介できるようにしていきたい。