プロ
「プロ」について、評論家の故草柳大蔵氏が考察している。
専門家や玄人を指す場合によく使われる
「プロ」という言葉は「プロフェッショナル」の略。
草柳氏はそれに
もうひとつの意味を付け加える。
それは「過程」を表す
「プロセス」。
「仕事の過程を一歩一歩きちっと歩んできた人。
胡麻化したり、
サボったり、
手を抜いたりしない人。
それがプロになるんだと思う」と述べる。
氏は取材対象を徹底的に調べ
取材後は何度も自問自答を繰り返す。
プロのあるべき姿を物語っている。
世に「プロ」と呼ばれる人は多い。
これまで何をしてきたか――それが「真のプロ」と「似非プロ」を見極めるポイントだ。