できることに集中する
バスケットボール男子で
NBAのネッツで活躍し
日本人最長5季目を終えた渡邉雄太選手。
今季レギュラーシーズンは
自己最多の58試合に出場し
1試合平均5・6得点
スリーポイントの成功率は44・4%と
いずれも自己最高のスタッツを記録。
「過去の4年間に比べて
この5年目が間違いなく
自分のベストシーズンだったと思っている」と言い切った。
「現時点でできることに集中する」
これは渡邊雄太選手の信条だ。
膝の“成長痛”に悩まされた中学時代のこと。
思うように練習できない自分に比べ
他の選手はどんどん上達していく。
そこで
膝に負担を掛けない練習方法を考え抜いた。
その一つが
高くジャンプせず
素早く正確なシュートを打つ練習。
父に買ってもらった練習用のリングを使い
ひたすらシュートを打ち続けた。
今、バスケットボールの本場アメリカで
自分よりはるかに背の高い選手と渡り合えるのは
この中学時代のシュート練習があったから
と渡邊選手。
「現時点でできることに集中して取り組んでいれば
それは必ず将来生きてくる」と断言する。
積み重ねた努力は決して消えない。
一つ一つが人生の糧となる
苦しんだ分だけ、将来、必ず大きな花が咲く
そう信じて
やれることを
やれるだけやってみてほしい。
挑戦者たちに
真心のエールを送る。