徹して学ぶ
働いておらず、学生でもなく、就職のための準備もしていない。
こんなニートと呼ばれる青年が、80万人ほどにもなっている。
少子化の時代を迎え、
労働人口の減少が危惧される中、
国としても大きな問題である。
だが、それ以上に
当事者とその親が一番悩んでいるのではないだろうか。
いかに生くべきか、
と人生の目的を明確にし、
学んだり働いたりする喜びを
見いだすことの難しさが、ここからはうかがえる。
解決のキーワードとなりうるのは
「希望」や「生きる意欲」だろうか。
『夜と霧』で有名なフランクル博士。
彼がナチの収容所を生き延びたのも、
いつかここを生きて出て、
再び大学の教壇に立ちたい、
という強い願望があったからという。
悪戦苦闘しながらでも
ひたむきに
おおらかに学ぼう。
学べば学ぶほど
世界が広がる。
昨日までの自分の小ささに気付くはずだ。
学ぶことが生きる実感を与えてくれて
未来への希望が湧き出てくる。
学ぼう。