イギリス庭園
ふっくらとした緑の芝生は、イギリス人の自慢の一つ。
アメリカの富豪が、手入れの秘訣を園丁に尋ねた。
園丁が言うに
「水をやりなさい、ローラーをかけなさい」
いずれも周知の事実である。
チップをはずみ、
さらに尋ねた。
答えは同じ。
さすがの富豪もムッとして、
「そんなことは判っている」と怒鳴った。
園丁いわく
「それを毎日繰り返して五百年経つとこうなるんで」
まさに持続は力である。
自身を耕し、
怠らず手をかけてこそ、
希望の苗はたくましく育つ。
もう一つ大事なこと、
それは惰性を排すということだろう。
“さあ、きょうも!”との心新たな決断力の積み重ねが、
末永き持続を可能とする。