ゴールの先
テレビをみていてふと思った。
マラソン競技の優勝者はゴールテープを切るのに、
100メートルや400メートルリレーなどの競技にはテープがない。
どうやら、短距離走はレースの最終盤までもつれ、
僅差で勝負がつくため、
ゴールの瞬間の写真判定に、
より正確を期すためらしい。
さらに興味深い話を、
陸上競技経験者に聞いた。
短距離選手はゴール地点ではなく、
ゴールの少し先を見据えて疾走するという。
ゴールそのものを目指すと、
“あそこで終わりだ”と、
ゴール寸前でわずかに速度が落ちてしまう。
彼いわく
「ゴールは通過地点。加速しながら駆け抜けるんです」
これって
受験でも全く同じことが言える。
辛いとかいやだとか
合格までイヤイヤ我慢しながら学習している受験生ほど
厳しい結果が待っている。
合格がゴールじゃない。
何のために挑み、合格後は何をするのか。
合格の先の行動に、本当の価値があるのだ。
それが分からなければ
失速してしまう。
合格のその先をしっかり見据えた時、
最後の最後まで駆け抜ける力が出る。
最大最高の力で駆け抜けよう。
さて、話題は変わってオンライン学習の話。
2つあるのだけれども、
1つ目は
久喜市の中学校で、
不登校の生徒が「オンライン分教室」に参加することで
出席扱いになるという。
さいたま市でも同様の取り組みを実施中だ。
https://www.saitama-np.co.jp/news/2022/11/17/12.html
このような取り組みは今後広がっていくだろう。
もうひとつは
川越市に本部がある医学アカデミーが、
来年4月に完全オンライン制の広域通信制高校「瑞穂MSC高等学校」を開校すること。
ホームルームや各種イベント、部活などは
アバターを使ってバーチャル空間で実施。
年に5日間リアルでスクーリングを実施するという。
初年度の募集定員を460人としており、
元志木市長でもある穗坂理事長は
「細かい教育手法を取り、
生徒と多様な夢を実現させるための環境を用意しているからこそ、
障害のある生徒やヤングケアラーとして努力している生徒も積極的に受け入れたい」と語る。