火
火うち石に、 いきなり あたまを たたかれて
石は、かんかんに おこってしまいました。
けれど、 火うち石は、にっこり わらって いいました。
「がまん、がまん、がまんが たいせつ。
これが がまん できたら、
わたしは、 あなたの からだから
すばらしい ものを ひき出して、あげますよ」
そう いわれて、 石は きげんを なおし、
たたかれるのを じっと がまん して いました。
すると、からだから きれいな 火が ぱっと うまれたのです。
これはレオナルド・ダ・ビンチが作った「石からうまれたもの」という童話だ。
一人ひとりの内に秘められている「火」がある。
その火を打ち出すものは、
自分を鍛えてくれる困難との衝突である。
だから困難から逃げていてはいけない。
希望を胸に、困難さえも楽しむくらいの気持ちで行こう。
冬は必ず春となるのだから。
さて、話題は変わって一枚の画像の紹介。
写真は動画と違って一瞬だけをうつしたものだからこそ
深く伝わってくるものがある。