「親孝行とはプレイ(演技)である」
親子だからこそ
「誰よりも気を遣い
誰よりもサービス精神を持ち
誰よりも接待感覚を忘れてはならない」
とみうらじゅん氏は語る。
行動してこそ心は育つ。
氏は、そう考えるのだ。
これを偽善というなかれ。
哲学者のハンナ・アレントも
“演じること”の大切さを指摘した。
人はそれぞれ多様な社会的役割を担っている。
人生という舞台の上で
その“配役”をしっかり演じ抜くことは
「人間」として欠かせないのだ。
言葉・行動に表してこそ
心は伝わる。
また
そう信じてこそ
親を思う心は
さらに豊かに育まれていくのである。
親孝行に限らない。
「良き小中学生」
「良き受験生」
「良き若者」として
朗らかに振る舞う
強さと忍耐力を養うこと。
こういうことも
大事なのである。