時間の過ぎる速さ
「一年がたつのは早いですね」
は年の瀬の定番の挨拶。
特に年齢を重ねるごとに
時間が進むのが早くなる。
この感覚は
どこから来るのだろうか。
時間の進行を早く感じたり
遅く感じたりする現象は
実際の時間と体内時計のずれから生じる。
大人の時間が早く進む理由は諸説あるが
一つの説得力のある説明は
新陳代謝との関係だ。
代謝が盛んなほど
体内時計は早く進む。
大人は子どもよりも代謝が衰えるので
遅くなる体内時計との比較から
大人ほど実際の時間の進みが早く感じられるという。
物理的時間は万人に平等である。
しかし、心の時間の感じ方は条件によって変わる。
人は永遠には生きられない。
だが人は、限りある生の一瞬に
永遠を刻みつけることができる。
私は学習を通して
そのようなかけがえのない経験を
子どもたちにしてもらいたいと願い
日々指導している。
さあ、今年も10日余り。
課題を来年に持ち越すことなく
全力で走り抜こう。