教えることは難しい

何年塾講師をやっていても

 

教えることは難しい。

 

 

 

 

その場で理解してもらうことは

 

それほど難しくない。

 

でも、その内容をテストで出されたとき

 

しっかり得点できないこともある。

 

習ったときに

 

身についたと

 

勘違いしてしまうことが原因だ。

 

人間は忘れてしまう生き物だから

 

すぐに身から離れてしまう。

 

身につけるとは

 

忘れることとの戦いでもある。

 

その戦いに勝つために必要なのは

 

反復することだ。

 

しかし、人間は同じことの繰り返しは好きではない。

 

めんどうくさいし、楽しくない。

 

如何にそれができるようになるか。

 

成績向上のカギはここにある。

 

いろいろなタイプのカギがある。

 

正解は一つではないし

 

誰かにとっての正解が

 

誰かにとっての不正解でもある。

 

 

 

 

“青年は、教えられるより刺激されることを欲する”と

 

ドイツの文豪ゲーテは言った。

 

“教えることは、共に希望を語ること”

 

フランスの詩人ルイ・アラゴンは言った

 

教え込もうとするより

 

共に語り、動く。

 

心を刺激された子どもたちが成長する。

 

私にとってのカギはこれだ。

 

でも、言うは易しのごとく

 

簡単なことではない。

 

 

 

 

だから飽きることはない

 

塾講師を何年やっていても。

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