いっしょに歩く

苦境を突き抜けようと戦う中

 

心の支えとなるものは何か。

 

ドイツの哲学者ヴァルター・ベンヤミンは記している。

 

夜のなかを歩みとおすときに

 

助けになるものは

 

橋でも翼でもなくて

 

友の足音だ

ヴァルター・ベンヤミン「歴史の概念について」 過去の敗者を救う「今の時」|好書好日

 

 

 

うちの塾のある受験生。

 

第一志望の私立高校の合格が決まった。

 

最後までがんばりぬいた姿は流石だった。

 

合格が決まった直後に

 

景色が変わって見えたようだ。

 

次なるステージでの挑戦の景色だ。

 

当然だけど

 

3年後は「大学受験」という

 

さらに高いハードルを超えなければいけない。

 

だから

 

今まで積み重ねてきたことを

 

止めてはならないと感じたらしい。

 

「2月は公立の生徒たちと一緒に勉強がしたい」

 

そう言ってくれた。

 

そんな理由であるならば

 

大歓迎だ。

 

「邪魔にならないですか?」

 

と気も使ってくれる姿勢には

 

受験を通してひとまわり成長できたことがよく分かる。

 

以前だったら言えない一言だから。

 

 

 

 

いっしょに2月の最終授業まで

 

歩いていこう。

 

こんな経験が

 

かけがえのない人生の財産となるのだから。

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