音楽のチカラ

引退した闘牛士が、闘牛用の牛を育てて暮らしていた。

 

ある時、知人からアメリカの黒人音楽家が作った「スケッチ・オブ・スペイン」というレコードの話を聞く。

 

闘牛士は外国人がそんな作品を作るのは不可能だと言い張った。

 

「フラメンコやスペイン文化の知識が少ないからな」

 

 

 

 

しかし、レコードがかかると彼は静かに聞き入った。

 

終わると立ち上がり

 

久しぶりに闘牛士の服を着た。

 

そして、自分が飼っていた牛と闘いを始めたという。

 

理由を聞かれると

 

「音楽に感動して、闘わずにはいられなくなった」と。

 

 

 

ジャズ・トランペッター、マイルス・デイビスの作品にまつわる逸話だ。

 

ジャズの商業用レコードが誕生したのは今から100年前。

 

以来、数々の名演・名盤が生まれ、

 

世界中の人々を魅了してきた。

 

 

 

 

 

ジャズはアフリカから奴隷として連れてこられた人々に起源を持つ。

 

苦悩の中で鍛えられた音楽だからこそ「生命を鼓舞する強さ」を持つ。

 

 

 

ジャズだけではないだろう。

 

私自身も、音楽に鼓舞された経験がある。

 

槇原敬之さん、渡辺美里さん、松任谷由実さんなどなど。

 

最近は聴けていなかったけれど

 

聴いてみよう。

 

夏から秋へ、自分の応援ソングを歌いながら

 

前進していこう。

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