10000時間

天才とは努力の異名という。

 

それを裏付けるように

 

一流の域に達した運動選手や芸術家を調べると

 

平均して1万時間の訓練をしていることを

 

米フロリダ州立大学のエリクソン教授は論じている。

 

 

 

 

 

異論があることは承知の上で

 

話を進めたい。

 

 

 

 

塾の講師の仕事で考えてみた。

 

うちの塾の場合でいえば

 

ふだんは一日4時間くらいの授業を担当する。

 

1週間で20時間くらい

 

1カ月で80時間くらい

 

1年で960時間くらい

 

本当は講習のときなどはもっと長いけれど

 

ざっくりと計算してみた。

 

1年で約1000時間だとすれば

 

10年で10000時間だ。

 

 

 

???

 

じゃあ、10年以上やっている私は一流の塾講師なのか?

 

違う。

 

1万時間とは、単に時間を費やせばいいのではなく

 

この間、熟練した指導者のもと、

 

質の高い努力を継続すれば、

 

才能の有無にかかわらず、

 

トップレベルに到達するというのだろう。

 

ただ、やっているだけではダメなのだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私に塾講師のイロハを教えてくれたのは

 

日本におけるビートルズの第一人者であり

 

塾講師としても一流だった故香月利一先生だ。

 

香月先生に鍛えられた授業は誰にも負けないつもりで

 

今までやってきた。

 

今、時代の大きな変わり目がやってきている。

 

3月から始まる新年度からは

 

「十年一剣を磨く」の心意気で

 

新たに目標を定め

 

価値ある「1万時間」に挑戦したいと思う。

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