42882人
42,882人、何の数字だか分かりますか。
これは令和元年度に全国で高校を中退した人の数です。
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20201204-mxt_syoto02-000011235_2-1.pdf
せっかく入学試験に合格して
高校生になったのに
どうして退学したのでしょう。
中には自然災害や家庭環境の変化など
自分ではどうしようもない理由のために
中途退学しなければいけなかった人もいるでしょう。
しかし、統計によると
「学校に適応できない」や
「進路を変更したい」という人が
多くを占めています。
しかも、約半数は高校1年生の退学です。
この実態を見ると、
自分が進む高校の学校生活について
よく理解していなかったという
退学した人の姿が見えてきそうです。
友人が受験するから自分も受験した、とか
まわりの人に勧められて受験したという声も
聞こえてきそうです。
一度きりの自分の人生を考え、
自分だけの道を進んでいくのは
他でもない自分自身しかいない。
高校に進学しないという選択だってできるのです。
子どもには無限の可能性があるという言葉を
聞いたことがありませんか。
確かに、子どもたちにはたくさんの可能性があります。
でも、何もしなければ可能性は可能性のままです。
時間というものは、誰もが感じている以上に早く過ぎ去って行くものです。
未来のことはわからないよという人は
このことを理解してください。
それは、あなたは特別な存在ではありませんということです。
他の人と同じように普通にすぐに歳をとります。
そこで一瞬の風のように過ぎ去ってしまう時間をどのように使うかですが、
10年後なんてすぐにやってくると自覚出来る人は強いです。
これは人間には寿命があり、
人は必ず死ぬとはっきりと自覚出来ている人ほど
有意義な人生が送れるのと同じことだと思います。
例えば、10年後なんてすぐにやってくると自覚出来ていれば、
きつい勉強や仕事も頑張れます。
そんな気持ちで努力した時に
可能性が大きく広がるのです。
中学3年生は年内あと3か月となりました。
自分の進路をよく考え
情報収集を怠りなく
ラストスパートに注力してください。
中学1年生、2年生、小学生の皆さんも
自分の進路や生き方について
よく考えてみてください。