高校の説明会で質問するべきこと
高校の説明会が本格的に開催されている。
ここから2学期後半まで、遅いところは3学期にも開催する。
以前にも志望校選びについては書いているので、今回は少し違った角度で。
高校説明会では、その学校のよいところや売りになるところは当然強調される。
でも、意外と説明がないまたは説明が薄い点は以下の通り。
まずは、複数コースや学科がある場合、2年次や3年次からの変更があるかどうかの確認。
ないところもあれば、あるところもある。要確認。
次に普通科の場合、文系・理系の分かれる時期。
2年次から分かれる場合、1年の夏前には調査が入るはず。
そのような学校は多いのだが、1年の夏前と言うことは、入学式の数か月後には2年生の文系か理系を決めるってこと。
入学してから考えるなんて、先送りしても、あまり先送りになっていない。これも要確認。
あとは、学校全体で一般入試による進学と推薦入試による進学のそれぞれの割合も確認しておきたい。年にもよるだろうが、直近3年ほど教えてもらえれば分かるだろう。
進学率〇〇パーセントっていっても推薦入試の割合が高い場合と、一般入試の高い場合では学校での学び方が大きく異なる。
推薦も指定校推薦やAO推薦など種類があるのでそれぞれどのくらいの割合なのかも確認したい。
指定校推薦は校内選考に通ればほぼ合格はみえるので、指定校推薦については以下のことを確認したい。
どんな学校・学部の指定校推薦があるのか。資料で指定校一覧を出しているところは少数派。ダメもとで一覧をもらえるかお願いしてみるといい。
指定校推薦は例年どのくらい使われるのか。指定校推薦の枠を使い切らない高校は、評定がとりにくい高校。つまり、指定校推薦を使えるくらい高い評定をとるような優秀な生徒は、一般入試で国立目指すってこと。
具体的な学校・学部を示しながら、昨年はどれくらいの評定の生徒が選ばれているのか確認してもいい。一番高い数字が、入学後の目標評定となる。
私立高校の場合、指定校推薦を使えるコースと使えないコースがあるのかどうかも要確認。
上のコースでは指定校推薦は使えませんってことはよくある。
そして、指定校推薦を使うための条件はあるのか。
最後に。
質問を受けた高校の先生の答えがいま一つだった場合、別の先生に聞いてみるのも一つの手。情報を把握できていない先生に質問しているかもしれないから。
あと、お受験とちがい、保護者は全く見られていない。あくまで同伴者。だから、お受験スタイルは不要。普段着で大丈夫。ただし、受験生本人の服装や言動は見られている。制服をしっかり着こなしていくこと。