高校の文化祭
川越女子高校を志望しているうちの塾の生徒たちには共通点がある。
それは・・・・・・
紫苑祭(文化祭)に行ったことがきっかけで、
自分も川女生になりたくなったということ。
今年で74回目の年に一度のお祭りだ。
実行委員を中心に相当な準備をして在校生たちが大いに盛り上がる。
彼女たちは勉強ができるだけではない。
仲間たちとひとつのことに心を合わせて楽しむことができる。
紫苑祭当日の2日間には見えてこない様々なドラマも準備期間中にはあるだろう。
そういうものが彼女たちの人間力を育んでいくのだろう。
紫苑祭を支えている川女生たちのどのくらいが
入学前に紫苑祭を観たことがあるのだろう。
私の教え子たちは、ほぼ全員が小中学時代に行ったことがあると言っている。
そして、皆が口をそろえて、感動したと言って帰ってくる。
だから、多くの川女生たちは紫苑祭も志望校決定の理由のひとつになったと思う。
もちろんそれだけではないだろうけれども。
コロナ禍の中、紫苑祭が校内開催となったそうだ。
これで2年連続小中学生が紫苑祭に行くことができない。
川越高校のくすのき祭も、生徒とその家族に限定されて実施とのこと。
このタイミングならば仕方のないことではあるが残念でならない。
川越高校では一部コンテンツをオンライン公開するそうだ。
この2校に限らず、今年の文化祭も実際に足を運ぶことはできないのだろう。
文化祭の一部コンテンツのオンライン公開はとてもいいアイデアだと思う。
説明会の回数や人数を絞らざるをえない今年度の生徒募集活動に貢献できると思う。
今年度の募集活動は現中3に対してのものだけではない。
冒頭のうちの塾生たちは小学生の時に文化祭に行っているのだ。
そして、そのチャンスが2年連続で失われることになるのはあまりにももったいない。
オンライン公開がうまくいけば、
文化祭に限らず、様々な学校行事をオンライン公開してもよいのではないか。
さらに校内見学や校長先生のメッセージとか部活動紹介などもどうだろうか。
在校生へのインタビュー形式で、受験期の勉強方法とかリアルな生徒像をみせてもいいだろう。
そうすれば、いつでも説明会に参加するのと同じくらいの情報は得ることができる。
現地を見るのが一番ではあるが、代替コンテンツをさらに充実させるといいと思う。
ユーチューブなどの動画視聴には今の小中学生は慣れているので
アイデア次第で成功すると思う。