骨折
小中学生にケガは多い。
うちの塾生が腕を骨折してしまった。
利き腕ではないのだが、日常生活がとても大変だと言っている。
私もだいぶ前だが腕を骨折したことがある。
痛みと不便の生活だった。
最も困ったことの一つが「手洗い」。
ギプスと包帯で固定され、
両手でゴシゴシと水洗いができない。
当たり前が当たり前でなくなって、初めて気付くことがあった。
南アフリカに古くから伝わる言葉に
「片方の手が、もう片方の手を洗ってくれる」とある。
汚れた右手、左手も、重ねてこすれば、
互いが互いを洗って、両手が一緒にきれいになる。
同時に、そうした身近な存在だからといって感謝を忘れてはならない、
という戒めにも思える。
あらためて、身近な人々を思い浮かべてみる。
家族、友人、近隣、……私たちは、
人との触れ合いを通して自身を磨いている。
“長所しかない”という、完全無欠な人など一人もいない。
互いに欠点を抱えながら、励まし合い、時にぶつかり合い、
切磋琢磨する中で、人は成長していく。
人間は、人間を離れて人間になれない。
人間の中でこそ、より大きな自分となり、より大きな喜びを得るのだ。
あらためてこれからも皆で切磋琢磨していこうと決意したい。
みんなで磨きあってきた
ずっと続くような気がしていた
夏休みもあとわずかだから。
さて、話題は変わって田んぼアートの話。
行田市で10月までやっているとのこと。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210820/k10013213471000.html