音楽
刑務所内に突然、モーツァルト作曲「フィガロの結婚」が響き渡った。
映画「ショーシャンクの空に」のワンシーン。
無実の罪で終身刑に処された主人公アンディが、
看守の目を盗んでレコードを放送したのだ。
彼は2週間、懲罰房に入れられた。
出てきた時、囚人仲間に感想を聞かれ、
「快適だった。音楽を聴いていた」と答える。
「穴蔵でレコードを?」と、けげんそうな仲間に彼は言う。
「頭の中でさ」「音楽は決して人から奪えない。そう思わないか」
これは牢獄だけに限るまい。
失意や不安の中にあって、ふと胸によみがえった思い出の曲や歌に、
奮い立った経験を持つ人は少なくないだろう。
先日、オンラインで演奏する楽団の動画を視聴した。
別々の場所で演奏しているのだが、
そこには
たしかに一体感があった。
奏者全員が気持ちを一つにしていた。
すばらしい演奏だった。
勇気と感動をいただいた。
苦しい想いをしている人がいるだろう。
受験生もそうだ。
苦しくて
つらくて
やめたくなったとき
ココロのそこから流れてくるメロディー。
自分の応援ソングがあるといい。
私は最近では綾香さんの曲を聴くことが多い。
三日月、believeなどなど名曲だと思う。
聴けば元気が出てくる。
歌は勇気を与えてくれる。
最後にドイツの詩人フライシュレンの言葉を紹介しよう。
「勇気を失うな。くちびるに歌を持て」