音楽のチカラ
私は音楽があまり好きではなかった。
音楽と言うのは学校で習う教科の音楽のことだ。
生徒たちには、
現行の学習指導要領では、関心・意欲・態度が評価されるから、
一生懸命に取り組みなさい、などと話をしている。
このことは本当なのだけれども、
自分自身を振り返ってみると、
決して一生懸命取り組んだとは言えない。
テストをされるうちに、
自分の才能のなさを知ったからかもしれない。
曲を聞いて場面を連想する問題などは、よく分からなかった。
ピアノの奏でる音を当てるテストもあった。
ドレミではなく、ツェーデーエーのドイツ語で答えるテスト。
そもそもドレミでも答えられなかった・・・・・
そんな経験を積み重ねているうちに、
音楽→テストで得点できない→苦手→嫌い
こんな感じになってしまったのかもしれない。
音楽のチカラを知ったのは、大人になってから。
アフリカで4000万本の植樹を推進した、
ワンガリ・マータイ博士のエピソードは有名だ。
警察の妨害や暴漢の襲撃にさらされた時、
立ち向かう方法の一つが「歌」だった。
森で木を植えながら皆で歌い、踊りだす。
すると、武装した男たちの表情が柔らかくなり、
緊迫していた空気も穏やかに変わったという。
そう、音楽のチカラってこんな感じ。
Թույն 😍😍
Sona Kyurekhyanさんの投稿 2020年8月28日金曜日
小学生や中学生が学んでいることは
人間が生きていくうえで大切なものである。
だが、
与え方や感じさせ方によっては
その意図が伝わらないことがある。
私の音楽のように。
塾での与え方や接し方も同様であろう。
間違えると、
今の学習はもちろん、
学んでいく人生に対しても拒否反応を起こしてしまうことになる。
そのことは肝に銘じている。
さて、話は変わって入試の話。
ある私立高校の塾対象説明会に参加したのだが、
入試時の新型コロナ対策のお話があった。
入り口での検温に引っかかると、その日の受験はダメ、
2月の追検査を受けることになる。
会場では試験監督はフェイスシールド着用、
30分に一度の換気などなど今から考えているとのこと。
そして、受験生の机一つひとつにアクリル板を取り付けると言っていた。
中高あわせてその数6000!
すごい数だ。
でも、受験のときって話しするのかな。