音楽
「音楽」には、目には見えない力があります。
実際、ライブやコンサートなどで優れた音楽にふれ、
涙を流すということも珍しくありません。
音楽は人の”心”を動かす可能性を秘めているのです。
アップテンポでガンガンに激しい曲は、
心を躍らせやる気をグツグツと湧き上げてくれるでしょうし、
優雅で静かなクラシックのようなメロディーは
心に静寂と冷静さを与え、
不安や悩みを中和してくれるでしょう。
素晴らしい音楽は、あなたの心に活力を取り戻し、
脳にやる気をみなぎらせます。
よく、音楽を聴きながら勉強をする人がいますが、
気持ちはよく分かります。
しかし、音楽は集中力を奪い、学習の注意を散漫にさせます。
効率を考えるならば、音楽を聴きながら学習することは
おススメできません。
学習を始める前や終わった後に音楽を聴くのがいいでしょう。
モチベーションがガクンと下がり
やる気が全然出てこないときは、
お気に入りの音楽で心に栄養を与え、
再び前を向いて走り出すきっかけとしてみてはいかがでしょうか。
私は高校生の頃に
松任谷由実のCDに収録されていた
アニバーサリーという曲に
強い思い入れがあります。
CDのことをよくわからない人もいると思いますが、
CDは音飛びをします。
音飛びどころか読みとりが
できなくなってしまうこともあります。
その時もそうでした。
CDの中で曲がアニバーサリーになると
出だしのイントロの部分で
音飛びし、再生がストップしてしまったのです。
何度やってもダメでした。
レンズクリーナーを使ったり、
CDの汚れを取ったりしたのですが、
どうしても再生できません。
その当時、
受験勉強もうまくいかず、
気持ちが落ち込んでいる時期でもありました。
何度もトライしているうちに、
せめてこの曲だけは何が何でも聴いてみる!という意地が湧いてきました。
数えていなかったので何度目の挑戦だか分かりませんが、
あたりは明るくなって、気がついたら夜が明けていました。
そして、ついにその時がやってきました。
止まることなく、
最後までアニバーサリーの曲が再生されたのです。
その瞬間、涙があふれてきたことを覚えています。
あれから月日は流れたけれど、
今でもあの曲を聞くたびに
その時の気持ちがよみがえってきます。
最後にマイケル・ジャクソンの言葉を紹介します。
「生きることは音楽的であること。
体内の血が躍り出すところから始まる。
すべての生命がリズムを刻んでいる。
君は音楽を感じているか?」