雪
今日の天気予報は雪。
仕方なく、昨日スノータイヤに履き替えた。
雪が積もらないことを祈りながら。
さて、雪と言えば
本日からさっぽろ雪まつりが開催される。
こちらは、逆に雪が降らないとまずいイベントだ。
主役は雪なのだから。
大型トラックで何千大台分の雪。
それを見に来る人は、国内外から200万人以上という。
今年で74回目だ。
第1回は、地元の中・高校生が六つの雪像を作ったのが始まりだ。
設置場所は、それまで雪捨て場となっていた公園。
若者らの斬新なアイデアと尽力により
誰も見向きもしなかった場所が
市民の喝采に包まれた。
雪まつりには「利雪」「活雪」「親雪」などの理念がある。
交通障害を引き起こすなど
“厄介者”となる雪を利用し
活かし、親しみながら、
長く厳しい冬を前向きに楽しもう。
こうしたたくましい知恵が
世界中の人々の共感を呼ぶのかもしれない。
雪の不便を感じるから
春のありがたみが分かることもある。
人生においても
冬と思って無我夢中で頑張っていたあのころが
実は人生の春だったのかもしれない
と語っていた方がいた。
大難があるからこそ大善が来る。
こんなことを考えていると
雪よ、やって来いという気持ちが湧き上がってきた気がする。