限りある時間
あるお百姓さんが、
朝早く起きて畑を耕そうとしました。
ところがトラクターの燃料が切れていたので、
近くのガソリンスタンドへ買いに行きました。
途中で、豚にえさをやっていないことを
思い出して納屋にえさを取りに行きました。
すると、保管しているジャガイモが
発芽しているのを発見しました。
これはいけないと、
ジャガイモの芽を取っているうちに、
暖炉の薪がなくなっていたことを
思い出し薪小屋に足を運びました。
薪を持って母屋に向かっていると、
鶏の様子が変なことに気付きました。
どうも病気にかかったらしく、
応急処置をほどこして、
薪を持って母屋にたどり着いた頃には
日がとっぷり暮れていました。
お百姓さんは
「ヤレヤレ忙しい1日だった」と思いながら、
一番大切な畑を耕すことができなったことに
気付いたのは床に入ってからでした。
1日の時間の使い方は、
いろいろなものを
トランクに詰めることに似ていると言われます。
トランクに荷物を詰めるとき、
何気なく詰めていると
一番大切なものが入らなかったり、
少しの量しか入らない場合がよくあります。
そうならないためには、
どうしても入れなければならないものを選び出し、
順番を決めて詰めていく必要があります。
これは1日のやるべきことについても
まったく同じことがあてはまります。
無駄の無い1日を過ごすために
① 1日にやるべきことを全部書き出す。
② 次に、どうしても今日やらなければならない重要なことを選び出す。
③ ②で選んだことを3つにしぼって、順位をつけて実行していく。
さて、君は今日、まず何をするべきか?