過去問
うちの塾では高校入試過去問題集をこの時期に販売している。
入試においての過去問がいかに重要かは
言うまでもない。
ある難関校の入試作問者の話によると
現場の教員たちが協力して問題案を作り
再検討を繰り返しながら
練り上げていくとのことだ。
だから、学校や教員の思いが必ず反映されると。
「入試は初回の学校の授業」と表現する先生もいらっしゃるのはそのためだ。
よく言ったものだと思う。
入試にその学校が求める生徒像がしっかりと表れているといってもいいだろう。
それはこの上もない勉強の指針になるはずだ。
模試の成績を見て心配する人がいるけれど
判定に対して、過度に心配されたり
一喜一憂されるのは避けたほうがいい。
かなり大胆に言えば
模試偏差値において
ボリュームゾーンと言われる
40から60のレンジ内に収まる成績には
大きな差はない。
統計学的に見れば
「平凡な成績」にあたるのだから
落ち込む必要も鼻を高くする必要もないのだ。
入試過去問については
またいずれふれておきたいテーマだ。
最後に一言だけ。
「個別相談や模試の結果に一喜一憂してはいけない
実際に受ける学校の入試問題をおろそかにすべからず」
受験生の皆さんは正しい努力を重ねて頑張ってほしい。