進学と就職について
29日に2024年3月高校卒業者の進路状況調査の速報結果が発表された。
大学進学率が過去最高だった。
平成2年に高校を卒業しているのは現在50代前半の方だ。
平成12年に高校を卒業しているのは現在40代前半の方だ。
これらの保護者世代のときと
今の進学率がどのように変化したのか確認してみたい。
まずは高校進学率だ。
平成2年の中学3年生の高校進学率は93.3%。
平成12年では97.6%。
そして今年が99.0%となっている。
ちなみに平成2年の中学卒業者の就職率は2.8%だった。
今年は0.1%となっている。
次に大学進学率。
平成2年が23.2%だ。
平成12年では42.3%。
今年は65.9%で過去最高となった。
高校卒業者の就職率はどう変化したのだろうか。
平成2年が32.0%で大学進学率を上回っていた。
平成12年になると14.5%と大きく下がった。
今年は9.8%だった。
保護者世代の方も
現在の中高生も
どちらもこれらの変化をアタマに入れておくといいだろう。
世代間の進学や就職観の違いは大きく異なっていることを念頭に
話ができるならば、話がかみ合わないことは少なくなるのだから。