逃げない、必ず勝つ
受験生向けの「合格」「勝つ」などの言葉が入ったお菓子。
うちの塾では
キットカットにメッセージを書いて
明日の受検生たちに配布した。
袋に書かれていたのは
一人ひとりにピッタリのメッセージだったと
私は思っている。
このようなお菓子は
以前よりも種類が少なくなった気もするが
気のせいだろうか。
しかし、何だって利用して
弱気の虫を追い出したい。
入試本番のこの時期
同じ思いの人は多いだろう。
さて、将棋界に名を残す棋士・升田幸三氏の話。
幼少時の思い出だ。
力自慢の父親がまき割りをしていると
年配の「じいさん」がやってきた。
「じいさん」の動きはゆっくりなのに
父親よりも多く割る。
どんな木にもペースが落ちない。
よく見ると父親は
割りにくい節を避け
ペースを乱していた。
「じいさん」は常に節の上に斧を打ち下ろしていた。
本番の試験では
難問を避け
易しい問題から解くのが定石。
だが気構えにおいては
苦手分野を恐れず
弱気や不安という「心の節」を
真正面から打ち破る。
それが、勝利を引き寄せる秘訣ではないか。
“伸びる人は
いつも自分を向上させるような
暗示を自分にかけている”
というのも勝負師・升田氏の言。
「必ず勝つ」と自分を信じることから
勝負は始まる。
ガンバレ、受験生。