近道はない
うちの塾にバスケに情熱を注いでいる生徒がいる。
その生徒とバスケの話をしているとき、
バスケットボール界の伝説的選手マイケル・ジョーダンの
話がでてきた。
彼らが生まれる前に活躍していた選手だけど
よく知っていたのはさすがだ。
今日はマイケルジョーダンの話をひとつ紹介したい。
彼は常に、
高い理想を持ちながらも、
短期間の目標を設定し、
着実に努力を重ねてきた。
大学3年の時のこと。
周囲からの期待の大きさを感じた彼は、
次第に“華麗なダンクシュート”ばかりを追求するようになった。
だが逆に技術は伸び悩み、壁にぶつかった。
ある日、監督に指摘され、
好調だった時は基本練習を繰り返していたことに気付く。
「3年生のぼくは近道を探していただけ」
と振り返る彼は、こう断言する。
「目標を達成するには、全力で取り組む以外に方法はない。そこに近道はない」
バスケに限らず勉強でも何事でも、
目標が大きいと
“一気に”“要領よく”
進めたいと思うことがある。
しかし、地道な努力なくして、
大きな飛躍は望めない。
広大な海は、
小さな川の集まりであり、
その川もまた、一滴一滴の水が集まったものであるのだから。