できるまで、わかるまで
ある小学生が、授業中にこう言った。
「最近、授業内容が難しくなってきた。」
これを読んでいるのが、
小中高生ならば、今そのような実感はあるだろうか?
当たり前だけど、
学習内容は、日々、月々、年々と時の経過とともに
難しくなっていく。
「予備知識」をたくさん持っている人は
簡単に感じるだろうし、
そうでなければ、難しく感じるものだ。
予備知識は、予習をして先回りすることで身につくもの。
先回りできていれば、それほど困ることはないだろうけれども、
先回りしていなければ、理解するのに時間がかかることもあるだろう。
ただし、分かるまでじっくりとやれば誰にだって解けない問題は存在しない。
難しいと思って、できるまでやらないであきらめてしまうのが一番よくないのだ。
そのようなあきらめ癖をつけてしまうと、
雪だるま式に、どんどん分からないことが増えてしまう。
ピーナツ(スヌーピー)のマンガが印象的だ。
チャーリーブラウンとルーシーの会話なのだが、
「新しい学年の算数は難しすぎるよ。」
「できるわよ。時間がかかるだけよ。」
この短いやりとりの中から読み取れるのは、
学習において、あなたにできないことや解けない問題はない、
不可能に見えるものは、ただ時間がかかるだけです。
あきらずに取り組めば、誰だって勉強はできるようになるということだ。