誠実に
昨今、「交渉術」を説く本が多い。
日本人は交渉下手だとか、
国際社会で発言力を高めよ等の意見も耳にする。
カンボジアや旧ユーゴで紛争調停を指揮した明石康・元国連事務次長は
昨日93歳の誕生部をむかえた。
彼はかつてこう語った。
「調停者は雄弁である必要はない」
「滔々と捲し立てるよりも、
まずはグッド・リスナーであるべきだ」
しかも、これは調停のプロたちに共通の意見だという。
よい聞き手であれ!
目標に真剣であれば、
人は誠実にならざるを得ない。
“誠実こそ最大の武器”との気持ちで
3月の新年度に向けて進んでいきたい。