芸術作品
映画撮影の合間、俳優の高倉健さんが山田洋次監督に質問した。
「芸術というものは、どういったものだと思われますか?」。
監督は答えた。
「それに接した人が、自分も自分の世界で頑張らなきゃいけないと励まされるようなもの」
優れた芸術作品は、人々に感銘を与えるだけでは終わらない。
それぞれの心を目覚めさせ、新しいエネルギーを呼び起こす。
“説得”や”押しつけ”ではなく、”共鳴”である。
だから、国や時を超えて、どこまでも広がる。
どんな言葉よりも、
思い入れのある曲や、絵や、本の方が励ましになることがある。
私の場合は曲だった。
松任谷由実とか槇原敬之、渡辺美里などは聴くと励まされた。
芸術は、人々の魂を鼓舞する。心を豊かにし、前進への力を漲らせる。
学習をしているとき、
やる気が出てこないときもあるだろう。
そんなときは、自分を励ましてくれる芸術作品をさがしてみるといいと思う。