良策
来週米大リーグが日本で開幕戦を行うとのニュースを見た。
日本人選手の活躍はもちろんだが
その作戦、采配も楽しみだ。
古来、中国では
軍師が兵法を駆使して戦を繰り広げた。
戦術の優劣で勝負が決まる。
「武経七書」は
古代中国の数ある兵書をよりすぐったもの。
日本にもいち早く伝来した。
その一つ『六韜』は
古兵法の教科書として
藤原鎌足が暗記するほど愛読し
源義経も戦術の奥義をこの書に学んだという。
第4巻の虎韜は
勇猛果断が主題。
今でこそ「虎の巻」といえば
手軽な参考書のように思われているが
その由来は虎韜とも。
とはいえ
兵法の達人であっても
勝ち続けるのは至難の業。
「策士策に溺れる」
とあるように
小細工を弄して失敗する例もある。
大事なことは
“困難な状況にあっても必ず打開策はある”
と諦めず
勇気をもつことではないか。