自我作古

今から162年前(安政5年)の10月、

 

福沢諭吉が江戸で小さな塾を開いた。

 

今日の慶応義塾の始まりである。

 

建学に当たり、

 

諭吉が重んじたのは「自我作古」の精神。

 

「慶応義塾の記」で、

 

蘭学を始めた先覚者らの挑戦を讃え、

 

「自我作古の業にのみ心をゆだね、

 

日夜研精し寝食を忘るる」

 

と描いている。

 

「自我作古」とは

 

「我より古を作す」と読む。

 

“まず自分が、前人未踏の分野に挑め! 源流となって、後進の道を開け!”

 

との志である。

 

その通り、諭吉自身、

 

開国前の日本で、

 

暗殺の危険も顧みず、

 

洋学の礎を築き、幾多の大事業を成し遂げた。

 

 

敷かれたレールの上を、

 

ただ踏襲するだけの人生ではつまらない。

 

常に、新しい道を開いていくところに、

 

生きがいもある。

 

それが若者だ。

 

 

 

道なき道をもがき、苦しみながら歩き続ける。

 

ふと、振り返った時に、

 

自分が通ってきた道ができている。

 

それが人生ではないだろうか。

 

今、苦しい想いをしているのは1人だけじゃない。

 

たかが〇〇。

 

だったら、今を楽しもう。

 

 

 

 

さて、話は変わって塾の様子。

 

一昨日の日曜日に中学3年生の保護者会を実施した。

 

全保護者にご参加いただいた。

 

資料も今回のためにゼロから作りあげたものばかりを盛りだくさん用意。

 

これから入試に向かってラストスパートする決起大会のようなものだ。

 

個別相談や出願や手続きなど、保護者の方が必要な情報は全て確認できたと思う。

 

あとは、受験生本人が最後まであきらめずにやり抜くこと。

 

 

 

昨日から「カウントダウン」を始めた。

 

受験生以外は、2学期終了までのカウントダウン。

 

終業式まであと79日だ。あっという間だということを理解して、

 

一日一日を大事にしてほしい。

 

受験生は、私立解禁日の1/22と県公立入試日の2/26までのカウントダウン。

 

たくさんでなくちょっとでもいい、日々わずかでも成長していけば、

 

かならず道は開ける。

 

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