自分の目で見ること
現代人の一日当たりの情報量が
だいたい江戸時代の1年分という人もいる。
実際にそうなのかどうか
私に検証はできないけれど
情報量が昔に比べて圧倒的に多いのは間違いないだろう。
情報に関して
最近気になったことがある。
うちの塾の近所の中学校に行ったときのこと。
いつもは授業のみだったけれど
特別教室の中をきちんと見たり
話を伺ったりするなかで
私の中の思い込みをいくつもアップデートすることができた。
ベテランと言えば聞こえはいいが
経験から得た情報を更新できていなければ
役に立たないどころか有害でもあるのだから。
現場百遍という言葉がある。
事件の捜査やビジネスにおいて
解決の糸口は必ず現場に隠されているため
何度も現場に足を運び
深く調査すべきだという教えだ。
単に100回行くという意味ではなく
現場を徹底的に
多角的に見つめ直すことの重要性を表している。
「事件は会議室で起きてるんじゃない 現場で起きてるんだ」
とかつて人気ドラマの刑事が叫んだ。
今なお輝きを放つ名言ではないだろうか。
私はそう思う。

