自分で動き、自分で決める
中国に『舎を道傍(どうぼう)に作れば三年して成らず』という言葉がある
意味は、家を道の傍に建てようとすれば三年たっても建たないというもの。
なぜかというと、道を通る多くの人が、
「ここをこうすべきだ」
「庭はこうしなければダメだ」
「何々の木を植えよ」
など、いろいろなことを言うので心が迷ってしまい、
結局は三年たっても家が建たない。
これは家にかぎったことではない。
他の何ごとにおいても、自分の信念をしっかり持つことが大切だ。
他人の言葉は参考にしてもいいが、惑わされてはならない。
コロナ禍の中、志望校選びが困難になってきている。
説明会や文化祭が中止になったりしている。
インターネットで情報収集をする人も多い。
志望校選びは、他人の情報だけでは
舎を道傍(どうぼう)に作るように、
迷ってしまうだろう。
それこそ3年以上かかってしまえば、
受験までに決めることもできない。
今年は仕方がないので
説明会がなくても
実際に学校に行ってみるのも
いいかもしれない。
こんな時期だから大人数ではよくないが、
一人や二人くらいならば、
事務室に行って
パンフレットをもらうくらいはできるだろう。
できること、できそうなことをやっていくしかない。
動かなければ何も変わらないのだから。