自分
今から10年前の2015年10月、
世界体操競技選手権がグラスゴーで開催された。
世界選手権の団体総合では37年ぶりに日本が金メダルを獲得した。
内村航平選手が大活躍した。
そのときのチームメイトの白井健三さんは
おそらく
エースの内村選手についていくスタンスだったのだろう。
ここ一番ではどうにかしてくれるだろうと。
しかし、内村選手がケガで棄権した大会があった。
後輩の白井選手が周囲の期待を一身に背負った。
それを自分に与えられた使命と捉え
代表チームに「ついていく立場」から
「引っ張っていく立場」を自覚したという。
スポーツの世界は実力第一の熾烈な戦い。
その上で力が拮抗する時に
最後の勝負を決するのは
“自分自身の勝利への一念”である。
仮に人を頼る気持ちがあれば
“心の隙”が生じる。
万般に通じる勝負の鉄則だ。
受験でも同じなのだ。
どんな状況にあろうとも
誰かではなく
「自分が勝つ」と腹を決める。
そう思い切って行動する人に
合格のサクラが咲く。