自信
自信の有無はあらゆる行動に影響をあたえる。
自分の行動や態度は正しいのだろうか、
みんなの反応はどうなのだろうか、
そんなことが気になって
ありのままの自分でいいなんて
とても思えないし、落ち着くことができない。
自信のなさから
プライドが高くなり
妙に身構えてしまう人がいる
自分が下に思われてしまうことを許せないし、
何かを指摘されることが耐えられない。
誰にどう思われようがやってみせる
という腹が据わることがないのだ。
自信には2種類ある。
ひとつは地位や実績に由来するもの。
この自信は意外に脆い。
外的なものだからだ。
外からこのようにみられている
という自意識を満たすための自信だ。
それに
実績というのは
言っている時点ですでに過去のものだし、
当の自分以外の人はすぐに忘れてしまうものだ。
プライドを支えてくれるだけだろう。
肩書は
失えばその瞬間になくなる。
もう一つの自信は
なりふり構わず、
ひたむきに、
他人の目なんて気にすることなく、
自分をさらけ出し、
困難に立ち向かい、
やり切ったことの自信。
勉強はもちろん
スポーツだって
芸術だって当然、
友人とのケンカだって
容姿への劣等感からくる美容努力だっていい。
なんでもいいから、
自分でさいごまで行きついてみること。
行きついたときに
自分のこだわりが馬鹿らしくなってくる。
そうしてすこしずつ本当の自信はついてくる。
だから本当の自信がある人は
ムリに飾ろうとせずに裸になれるし、
馬鹿になれるのだ。
本当の自信は実績や肩書で手にはいるものではない。
なんだっていい、
さいごまで行きつくこと。
やり切ること。
人の目なんか気にしないこと。
あきらめないこと。
自分を飾らずに
全力でいくこと。
結果はどうでもいい、
最後には
最高の形で
結果があとからついてきているから。